情報セキュリティマネジメント試験 用語辞典
JIS Q 27000では「正確さ及び完全さの特性」と定義されている。
- 分野:
- 情報セキュリティ
情報セキュリティの考え方 - 出題歴:
- H28年秋期問21
- 重要度:
- ★★★
(Wikipedia データ完全性より)データ完全性(データかんぜんせい、Data integrity)は、情報処理や電気通信の分野で使われる用語であり、データが全て揃っていて完全であることを保証することを意味する。データインテグリティとも。すなわち、各種操作(転送、格納、検索)が行われる際にデータがひとまとめで扱われ、目的とする操作に対して期待されるデータ品質を維持する。簡単に言えば、データ完全性とは、データが一貫していて正しく、アクセス可能であることを保証するものである。
そのような完全性を保証するため、メッセージ認証符号 (MAC) と呼ばれる数が使われることが多い。
暗号理論とコンピュータセキュリティにおいて、完全性とはデータの妥当性を指す。完全性は次のような事柄で損なわれる可能性がある。
- 悪意有る改変。攻撃者が、銀行取引における金額などの値を改ざんしたり、認証書類を偽造したりする。
- 事故による改変。データ転送時のエラーやハードディスクのヘッドクラッシュなど。
情報セキュリティ
日本情報処理開発協会の「ISMS認証基準Ver.2.0」の定義によれば「情報及び処理方法が、正確であること及び完全であることを保護すること」とされる。故意、過失を問わず、システムに意図されている内容と異なるデータ入出力およびデータ処理が行われてしまう状況は、データ完全性を失っているといえる。
多くの関係データベース管理システム(RDBMS)では、データベース内のデータ完全性を保証するためにエンティティ間に参照整合性を保つための制約を設ける機能がある。親子関係にあるエンティティ同士で、親データを持たない子データが存在しないように、違反するデータ操作を拒否する仕組みである。
出題例
[出典]情報セキュリティマネジメント 平成05年秋期 問15[出典]基本情報技術者 平成26年春期 問39
- Webページの改ざん
- システム内に保管されているデータの不正コピー
- システムを過負荷状態にするDoS攻撃
- 通信内容の盗聴
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