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情報セキュリティマネジメント令和5年 [科目A]問2
問2
入室時と退室時にIDカードを用いて認証を行い,入退室を管理する。このとき,入室時の認証に用いられなかったIDカードでの退室を許可しない,又は退室時の認証に用いられなかったIDカードでの再入室を許可しないコントロールを行う仕組みはどれか。
- TPMOR(Two Person Minimum Occupancy Rule)
- アンチパスバック
- インターロックゲート
- パニックオープン
- [出題歴]
- 情報セキュマネ H29秋期 問15
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策
正解
イ
解説
アンチパスバックは、セキュリティ区画の出入口で利用者IDごとに入退室の時刻を記録し、その記録に基づいて、次のような矛盾した入退室行動を制限する仕組みです。
- 直近の記録が入室である利用者の入室行動
- 直近の記録が退室である、または、その日の入室記録がない利用者の退室行動
- TPMORは、最初の入室者と最後の退室者に対して2人同時の入室・退室を課すことで、セキュリティ区画内に1人のみが在室する状況を防止する仕組みです。直訳すると"2人以上の最小滞在ルール"になります。
- 正しい。アンチパスバックは、入退室の記録をもとに整合性のない入退室を禁止する仕組みです。
- インターロックゲートは、入室ゲートを二重扉にすることで1人ずつしか入退室できないようにする装置です。
- パニックオープンは、火災報知機の作動や停電等の非常事態発生時に、入退室ゲートを自動的に解錠し避難経路を確保する仕組みです。