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予想問題vol.11 問31
問31
労働者派遣に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 派遣先企業には派遣労働者からの苦情処理に当たることは認められていない。
- 派遣された労働者を別会社へ再派遣することは認められていない。
- 派遣労働者の就業場所の変更を伴う配置転換は,派遣先企業に認められている。
- 派遣労働者への指揮命令権は派遣元企業に認められている。
- [出典]
- ITパスポート H23特別 問2
分類
ストラテジ系 » 法務 » 労働関連・取引関連法規
正解
イ
解説
労働者派遣契約では、労働者と雇用関係にあるのは派遣元企業、指揮命令関係があるのは派遣先企業と労働者になります。
- 派遣先企業には、派遣就業に関する事項を行う「派遣先責任者」を選任することが法的に義務づけられており、その行うべき事項の中に「当該派遣労働者から申出を受けた苦情の処理に当たること。 」が定められています。(第41条)
- 正しい。派遣元から派遣された労働者を、さらに派遣することを二重派遣と言います。
労働者派遣法における労働者派遣についての定義は『自己の雇用する労働者』と明確にあります。この行為は職業安定法第44条で禁止されている労働者供給に該当します。 - 派遣先企業と派遣元企業の間で締結される労働者派遣契約内には、派遣期間や業務の内容とともに、就業する事業所の名称及び所在地が記載されることになっています。派遣先企業にはこの契約の範囲を超える命令権限はありません。
- 派遣労働者への指揮命令権は、派遣先企業にあります。