情報セキュリティマネジメント試験 用語辞典
- 分野:
- 情報セキュリティ
サイバー攻撃手法 - 出題歴:
- H28年春期問25
- 重要度:
- ★★★
(Wikipedia ドライブバイダウンロードより)ドライブバイダウンロード(Drive-by download、Drive-by download attack)とは、ウェブブラウザなどを介して、ユーザに気付かれないようにソフトウェアなどをダウンロードさせる行為のことである。
概要
ドライブバイダウンロードは、特にマルウェアなどの悪意のあるツールや悪意のあるアプリケーションを秘密裏にダウンロードさせるために用いられることが多い。この場合、ユーザが単にウェブページやウェブサイトを閲覧しただけで自動的にマルウェアがダウンロードされてしまったり、そのマルウェアが勝手に実行され、インストールされたりする。また、秘密裏にマルウェアのダウンロードや実行が行われるため、ユーザはマルウェアに侵されていることに気付きにくい。
実際に、企業のウェブページが何らかの方法によって不正改ざんされ、ドライブバイダウンロードに用いられるスクリプトやコードがそのウェブページに埋め込まれて(インジェクションされて)しまい、不特定多数のユーザに対するマルウェアの感染源となってしまった例もある。
ドライブバイダウンロードによる攻撃は、主にウェブブラウザ、OSやその他のサードパーティー製のソフトウェアの脆弱性やセキュリティーホールを突くようにして行われることが多い。そのため、ドライブバイダウンロードによる攻撃を回避するためには、ウイルス対策ソフトやファイアーウォールの導入などと並行して、ウェブブラウザ、OSやその他のサードパーティー製のソフトウェアのセキュリティパッチなどを適用して常に最新状態を保つといった事柄も、主要な施策となる。
出題例
[出典]情報セキュリティマネジメント 平成28年春期 問25
- PCにUSBメモリが接続されたとき,USBメモリに保存されているプログラムを自動的に実行する機能を用いてウイルスを実行し,PCをウイルスに感染させる。
- PCに格納されているファイルを勝手に暗号化して,戻すためのパスワードを教えることと引換えに金銭を要求する。
- Webサイトを閲覧したとき,利用者が気付かないうちに,利用者の意図にかかわらず,利用者のPCに不正プログラムが転送される。
- 不正にアクセスする目的で,建物の外部に漏れた無線LANの電波を傍受して,セキュリティの設定が脆弱な無線LANのアクセスポイントを見つけ出す。
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