情報セキュリティマネジメント試験 用語辞典
きょうつうかぎあんごうほうしき
共通鍵暗号方式
秘密鍵暗号方式とも呼ばれ、暗号化と復号に同一の鍵を用いる方式。代表的なアルゴリズムに、DESやAESがある。暗号化通信を行うには通信当事者同士が事前に鍵を共有しておく必要がある。
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- 分野:
- 情報セキュリティ
暗号技術 - 重要度:
- ★★★
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(Wikipedia 共通鍵暗号より)共通鍵暗号方式(きょうつうかぎあんごうほうしき, Common key cryptosystem)は、暗号化と復号に同一の(共通の)鍵を用いる暗号方式の事。秘密鍵暗号方式(secret key cryptosystem)や対称鍵暗号(Symmetric key encryption scheme)、慣用暗号方式ともいう。
概要
共通鍵暗号方式では、暗号化に用いる鍵と同一、または、暗号化鍵から容易に導出可能な値を復号鍵として用いる。
代表的な共通鍵暗号は、DES,AESである。
それに対し公開鍵暗号方式では、暗号化鍵と復号鍵として非対称な鍵を用いる。復号鍵は、秘密の知識なしには暗号化鍵から容易には導出不可能な値を用いる。
呼称
古典的な暗号方式は全て共通鍵暗号方式であるので、公開鍵暗号方式が登場するまでは暗号と言えば共通鍵暗号方式の事であった。
公開鍵暗号方式が登場した時、公開鍵暗号方式と区別する為に公開鍵暗号方式ではない暗号方式を秘密鍵暗号方式(ひみつかぎあんごうほうしき、Secret key encryption scheme)と呼ぶようになった。
後に「秘密鍵暗号」と呼ぶ代わりに「共通鍵暗号」という言葉を使うようになった。(公開鍵暗号方式における復号のための鍵を秘密鍵と呼ぶが、これと混同することがないようにするためである。)
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出題例
暗号方式には共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式がある。共通鍵暗号方式の特徴として,適切なものはどれか。
[出典]ITパスポート 平成27年秋期 問70
- 暗号化通信する相手が1人のとき,使用する鍵の数は公開鍵暗号方式よりも多い。
- 暗号化通信に使用する鍵を,暗号化せずに相手へ送信しても安全である。
- 暗号化や復号に要する処理時間は,公開鍵暗号方式よりも短い。
- 鍵ペアを生成し,一方の鍵で暗号化した暗号文は他方の鍵だけで復号できる。
正解 ウ
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