情報セキュリティマネジメント試験 用語辞典
- 分野:
- 情報セキュリティ » 脅威
- 重要度:
(Wikipedia ワーム (コンピュータ)より)
ワームとは、独立したプログラムであり、自身を複製して他のシステムに拡散する性質を持ったマルウェアである。宿主となるファイルを必要としない点で、狭義のコンピュータウイルスとは区別される。しかし、ネットワークを介して他のコンピュータに伝染していく点では共通しており、同一視されることもある。
ほかのマルウェアとの区別
初めてウイルスを定義したコンピュータ科学者のフレッド・コーエンは、他のファイルに感染することで増殖するものをウイルスとしており、RFC1983もその定義に従ってワームをウイルスに含めていない。また、ワームには自己増殖機能があることから、同じくマルウェアの一種であるトロイの木馬とも区別される。しかし、一般的な報道などではしばしば同種とされ、また複数のマルウェアの機能を兼ね備えたものも発生している。
歴史
SF作家のジョン・ブラナーが、1975年の未来予測小説『』(The Shockwave Rider) で用いたtapewormが語源となっている。実際に機能した初のワームは、1988年のモリスワームだった。モリスワーム自体はシステムの破壊を目的としたものではなかったが、ネットワークの脆弱性を利用して拡散し、多数のシステムで過負荷を引き起こした。その後も新種のワームが生み出され、被害が出続けている。
2000年、電子メールで感染を広げるLOVELETTERが発見された。
2001年7月13日、"Hacked By Chinese!"と表示されることで知られるCode Redが発見された。2001年8月4日、。2001年9月にはNimdaが発見された。2003年8月、が発見された。2004年1月24日、が発見された。
2008年11月、Confickerが発見された。
出題例
- クッキー
- スパイウェア
- トロイの木馬
- ワーム
正解
- クラッキング
- 盗み見
- スニッフィング
- スキャビンジング
- ソーシャルエンジニアリング
- ファイル共有ソフト
- マクロウイルス
- ワーム
- ボット
- ボットネット
- トロイの木馬
- スパイウェア
- ランサムウェア
- キーロガー
- ルートキット
- バックドア
- ウォードライビング
- ガンブラー
- サラミ法
- バッファオーバフロー攻撃
- ダークネット
- Tor
- エクスプロイトコード
- 情報セキュリティの考え方(10)
- 情報セキュリティの重要性(2)
- 脅威(23)
- 脆弱性(2)
- 不正のメカニズム(1)
- 攻撃者の種類(3)
- 攻撃の動機(1)
- サイバー攻撃手法(38)
- 暗号技術(11)
- 認証技術(5)
- 利用者認証(8)
- 生体認証技術(3)
- 公開鍵基盤(6)
このページのWikipediaよりの記事は、ウィキペディアの「ワーム (コンピュータ)」(改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、このページ内の該当部分はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下 に提供されています。