情報セキュリティマネジメント試験 用語辞典
MDM【Mobile Device Management】えむでぃーえむ
企業が社員に支給する複数のスマートフォンやタブレット端末を、遠隔から一元管理するシステムや技術のこと。主に次の3つの機能が提供される。
- 端末状態の制御やセキュリティ設定の一元管理
- リモートロック/ワイプなどによる紛失・盗難時の情報漏洩対策
- アプリのインストール禁止機能などによる不正利用の防止
- 別名:
- 携帯端末管理
- 分野:
- 情報セキュリティ対策 » 技術的セキュリティ対策
- 出題歴:
- 28年秋期問13
- 重要度:
(Wikipedia Mobile Device Managementより)
Mobile Device Managementは、MDMと略されるが、Master Data Managementを意味するMDMとは異なる。日本語では携帯端末管理とも言われる。スマートフォンと言われるAndroid,iPhone/iPad,ブラックベリー,ウインドウズモバイルは、パソコンと同様な汎用性を持つことからパソコンと同様に、情報セキュリティの観点から管理を行う必要性が増してきたため、それを実現するソフトウェア製品である。
背景と意義
スマートフォンは、パソコン用OSを組込用に小型化、改良したものであり、パソコンに近い利用が可能である。このため、スマートフォンに、顧客情報、商品情報などを格納し、外出先で利用することが増加しつつあるが、パソコン同様に情報セキュリティ対策が求められてきた。
一般的にMobile Device Managementの機能として、端末情報のバックアップ・リストア、資料の配布、紛失時の遠隔ロック、移動履歴の表示、アプリケーションの配布・更新・削除・起動ブロック、ユーザによるインストール不可能化などが挙げられる。
出題例
会社や団体が,自組織の従業員に貸与するスマートフォンに対して,セキュリティポリシーに従った一元的な設定をしたり,業務アプリケーションを配信したりして,スマートフォンの利用状況などを一元管理する仕組みはどれか。
- BYOD(Bring Your Own Device)
- ECM(Enterprise Contents Management)
- LTE(Long Term Evolution)
- MDM(Mobile Device Management)
[出典]情報セキュリティマネジメント R5年秋期 問24 解説
正解
エ
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