情報セキュリティマネジメント試験 用語辞典

WAF【Web Application Firewall】わふ
通過するパケットのIPアドレスやポート番号だけでなくペイロード部(データ部分)をチェックすることで、Webアプリケーションに対する攻撃を検知し、遮断することが可能なファイアウォールのこと。
本来、Webシステムへの攻撃はWebアプリケーション側で対処すべき問題だが、脆弱性のないWebアプリケーションを作成するためには専門的な知識や技術が必要であるため、全てのWebアプリケーションでセキュリティ対策を万全にすることは難しい。WAFはこのようなセキュリティ対策の不十分さを補完し、Webアプリケーションの堅牢性を高める役割を担う。WAFによってチェックされるデータの例としては、URLパラメタやクッキーの内容などのHTTPヘッダ情報や、POSTデータの内容などのメッセージボディ部などが挙げられる。
分野:
情報セキュリティ対策 » 技術的セキュリティ対策
出題歴:
28年春期問13 
重要度:

出題例

WAFの説明として,適切なものはどれか。
  • DMZに設置されているWebサーバへ外部から実際に侵入を試みる。
  • WebサーバのCPU負荷を軽減するために,SSLによる暗号化と復号の処理をWebサーバではなく専用のハードウェア上で行う。
  • システム管理者が質問に答える形式で,自組織の情報セキュリティ対策のレベルを診断する。
  • 特徴的なパターンが含まれるかなどWebアプリケーションへの通信内容を検査して,不正な操作を遮断する。

正解

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